(仮訳)Phellinus baumiiPhellinus linteusのタイプスタディ
Lim, Y-W. 2003. Type studies on Phellinus baumii and Phellinus linteus. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/287638865_Type_studies_on_Phellinus_baumii_and_Phellinus_linteus [Accessed August 20, 2021] 【R3-08705】2021/8/20投稿

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3行まとめ

薬用きのこPhellinus linteusのタイプ標本を再検討した。
その結果、東アジア温帯域から本種として報告されていた種が実際にはR. baumiiであることが明らかになった。
両種は形態的にはほとんど違いがない場合もあり識別困難であったが、ITS領域のRFLP解析により効率的に識別可能であることを示した。

(その他掲載種)

Phellinus linteus (Berkeley & M.A. Curtis) Teng
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【よく似た種との区別】
Phellinus baumii
同じコナラ属植物に生じる
形態的に類似している(あまり異ならない場合があって識別困難であり、誤同定の例がある)
本種と異なり亜熱帯~熱帯ではなく温帯に分布する
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子器のサイズが常に顕著に小さい
本種より担子胞子のサイズが常に顕著に小さい
本種と異なり担子胞子が類球形~卵状ではなく類球形~広楕円形
本種と異なり担子胞子が厚壁ではなく薄壁
本種とDralおよびHpaIIを用いたITS領域のRFLP解析で識別可能

(その他掲載種)

Phellinus baumii Pilát
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【よく似た種との区別】
Phellinus linteus
同じコナラ属植物に生じる
形態的に類似している(あまり異ならない場合があって識別困難であり、誤同定の例がある)
本種と異なり温帯ではなく亜熱帯~熱帯に分布する
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子器のサイズが常に顕著に大きい
本種より担子胞子のサイズが常に顕著に大きい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく類球形~卵状
本種と異なり担子胞子が薄壁ではなく厚壁
本種とDralおよびHpaIIを用いたITS領域のRFLP解析で識別可能